ダンスロボットダンス感想文

 

実は私、Ablazeというユニットのメンバーでして。「アブレイズ」と読みます。

発足のきっかけは2022年のニコニコ超会議でした。超歌ってみた内で「#コンパス」歌ってみた合戦という企画がありました。これは3人1組で#コンパスの楽曲を歌う対抗戦でして、なんとか超歌ってみたのステージに立つ可能性を少しでも上げたい者が、これ3人組を組めればいいんじゃない?という発想に至るのはある程度当然のことで。

 

そんな風に思っていたのが友人の桜春さん。ネット上の活動のみならず、リアルでもたくさんライブやコンテストに出て精力的に活動している面白歌うまお兄さんです。

彼が一緒に出てくれる人いないかな?と募集をしていたので、飛びついちゃいました。

そしてもう1人がくらげさん。この時初めましての方でした。こちらもまたかわいい声から格好いい声まで幅広くこなす歌うまお姉さん。そんなんばっかりやな身の回り。

 

この3人が組んで出来上がったのがAblazeでした。残念ながら超歌ってみたステージにも「#コンパス」歌ってみた合戦にも抽選が外れて出場は叶いませんでしたが…。

でもせっかく結成したんだし何かしたいよね、ライブとかできたらすごく楽しそうだよね、そんな話をしながら時は経っていきました。

 

そして翌2023年。歌ってみたCollection~2023 Spring~にて、Top100部門とグループ部門に参加させてもらったのがこの動画でした。でも普通に歌っても面白くないよね、ということで、1番は各々どこを歌うか全く打ち合わせせずに好き勝手に歌う、という暴挙に出ました。そうです、私は4月の時点で既につまみ食い合作を経験していたのです。どうだ驚いたか。

 

こうやって他の人とご一緒させてもらうと本当によくわかりますが、みんな歌上手ですよねぇ。自分の至らなさが目立っちゃって恥ずかしくなってくるんだよな…。

でもまぁ、大人が本気で悪ふざけしている感じで、とても楽しかったです。こういうことやりたくてネットで活動しているんだよな、みたいな感覚。

 

またどこかで3人で歌えればいいなぁと思っています。具体的な計画は全然ないんだけどね。

もしよろしければ、今後もよろしくお願いします。

平成ヒットチャート!感想文

 

えー、投稿が2023年の3月9日ですか。瞳を閉じればあなたが。

てことは、この記事の執筆から遡ること7か月近いってことですか。どれほど強くなれたでしょう。

というわけでサボりにサボっていた感想文を更新する時がついに来てしまったようです。

おかしいなぁ、一応歌うたびに執筆投稿していたはずなのになぁ。サボり癖付くとダメですね。

 

そもそもこの企画ってどっちが持ち出したんだっけな…。ふんどさんとコラボしたい思いはあったんですよね、前々から。確か私はコブクロの桜歌いません?って持ちかけたはずなんですよね。で、ふんどさんがせっかくならメドレーにしようって言ってくれたんじゃなかったかなぁ…。そして私がメドクラのくせにニコメドを全然知らないので、じゃぁ丼さんでも知っている曲が多いメドレーにしようってことになって、そこから曲が決まった、はず。

 

さて、実際にこの話が動き出したのって、確か楽勝で1年以上前の話なんですよね。mixは三sourさんにやってもらおうって話もその時に同時に出たはず。我々の声をよく知ってくれているのは彼だよね、ぜひお願いしたいよね、って。

で、確か2022年頭くらいに仮録音を提出して、その結果なんとハモリを生成してもらったうえで返却してもらえて。それを参考にハモリを歌おうってことになったんですよ。

 

はい、ここから懺悔です。私がまるまる1年くらいずーっと録音をサボっていました。待たせていました。てめぇはソリッド・スネークか。いやメタルギアのシリーズろくにやったことないからこのツッコミすら正しいのかどうか。

そらまぁね、再就職しましたとか、再辞職(?)しましたとか、引越が何回もありましたとか、言い訳の種はいくらでもありますけどね。とはいえ本当にご迷惑をおかけしてしまった。今更ここで言っても仕方ないんですが、ご両名あの時は本当にすみませんでした。皆さん、丼をコラボに巻き込む時はこういうことやりかねないリスクがあるってことを知ったうえでお声かけください。いや何開き直っとんねん。

 

さて、ここまで書いておいて何にも曲の中身について触れておりませんが、そちらは投稿から2週間くらい経ってから実施したニコニコ生放送内にて詳しくお話をしました。データは残っているはずなので、出演してくれたふんどさんと三sourさんに了承を取ってからアーカイブという形で投稿しようかと思います。それもとっくにやってなあかんことやぞお前。

 

とはいえね、せっかく作文しているわけですから。配信と被るところあるかもしれないんですけど、今思い出せる内容をちょっとくらい書いておこうかと思います。

 

ポニョの裏で七色のニコニコ動画から引用して伯方の塩やってますが、元々私は途中で止めて「あれ?それは別の動画?」とかやるつもりでいました。でもふんどさんがせっかくやるなら最後までやり切った方が面白いと思うと言ってくれたので、結果的にあの形になりました。今思えば途中で止めたらスベり倒していたことと思います。

 

行くぜっ!怪盗少女はオク下げすると面白くない気がしたので頑張って高音を出しました。そうすると今度のタイミングも高音にしないと変になっちゃうので、気まぐれのせいで自分のダメージが甚大になりました。愚かですねぇ。ももクロ曲と言えばいつか走れ!をちゃんと歌えるようになりたいと思っています。

 

千の風になっては、原曲の秋川さんみたいにならないように、を逆に意識しました。私にはあんな歌い方できないので、へたくそなモノマネにしかならないだろうという考えです。正しい判断だったと思っています。ハナミズキもオクターブ下げると綺麗さが消えちゃう気がしたので頑張りました。カラオケで潤さんが歌う曲のイメージ。ハモリは自前です。自前ってなんだ。

ここ、大切な人が遠くへ行ってしまう曲が続くゾーンなんですよね。特にふんどさんは千の風になってがどうしても歌えなかったそうです。2014年の4月に起きた、とても痛ましい事故の際、この曲がよく流れていたそうです。修正?なんのことやら。

続く涙そうそうも亡き兄を偲ぶ歌だそうです。私はアイドルマスターシリーズの我那覇響ちゃんが好きなんですが、彼女も幼い頃お父様を亡くしています。ここはふんどさんたっての願いで私が担当させてもらったパートなんですが、ふんどさんは沖縄に所縁のある曲だから、沖縄出身の響が好きな丼さんに歌ってもらおう、というところしか意識していなかったそうです。涙そうそうの歌詞と響の境遇が似ている、というところまでは知らなかったんですって。なんでしょう、巡り合わせ?運命?そんなものを感じたシーンでした。

 

結構飛びますが、川の流れのようにはなんとなく歌いやすい気がしてカラオケでもよく歌います。そしてそのたびに決して歌いやすくはないな、と再認識します。学習能力ないんかお前。

 

Choo Choo TRAINは多分ふんどさん普通に歌うだろうと思ったので、わざとオクターブ上げました。思った通り、ふんどさんの安定感ある低音のおかげで安心して暴れさせてもらうことができました。お互いのね、良いところを引き出しあってますからね、我々ね。どやさ。

 

LOVEマシーンももクロと同じ理由で高音頑張ってみました。女性アイドル曲やし、できるだけ高い方が元の良さに近づける気がして…。

 

ultra soulのハァイは、なんやっけな、普通に叫ぶのと、森乃進と、ヘーベルハウスと、あと誰かくらいのイメージで分身しました。その後の野球選手名で歌ったのと同じくおふざけ枠ですね。20分もあるんやし、そういう時間帯があってもええやろ。

 

マツケンサンバⅡも同じく合いの手ですが、これは普通に歌ったのと、マリオと、潤さんと、あと誰かくらいのイメージで分身しました。さすがにちゃんと覚えてない。

 

おどるポンポコリンはどうしても「タッタタラリラ」をふんどさんにやってほしくてお願いしました。思った通りめっちゃかっこよかった…。

 

手紙~拝啓 十五の君へ~は、昔NHKでやっていたどれみふぁワンダーランドという番組内でRAG FAIRの皆さんがやっていたコントコーナーで歌われていた印象が強くて、割とそのイメージで歌っています。なんでそんなピンポイントのとこ覚えているのかは自分でもさっぱりわからない。

 

紅蓮の弓矢も未来予想図Ⅱも夜空ノムコウも、Choo Choo TRAINと同じ考えで好き放題高音で暴れさせてもらっています。舞台の土台がしっかりしているからこそ暴れられるってもんよ。というか、締めのふんどさんの夜空ノムコウ、良すぎません?マジ大人の色気。

 

最後の掛け合いですが、ふんどさんが聞かせてくれた仮音源の最後に例のセリフが入っていまして、私が「いやもう令和や」みたいにツッコんだところ、そのリアクションを待っていた!みたいな感じで喜んでもらえたのでそのまま採用となりました。あちこちでツッコミを誉めていただけてとても嬉しいのですが、どちらかというと私はボケたいです。

 

終わり!長い!なんやこれ!またアーカイブが無事上がったら追記でリンク張っておきますね。

長くて疲れたけど、楽しかったことをちょっとずつ思い出せたのでこれはこれでよかったのかも?

もしよろしければ、今後もよろしくお願いします。

 

 

 

オマケ

最後の最後までどちらを使うか悩みまくった涙そうそうの別バージョン。

実際に使われた涙そうそう。

混ぜたらこうなる。

人柱アリス感想文

 

きっかけは昨年(2021年)の2月16日でした。

https://twitter.com/Donsan2020/status/1361643998679470081?s=20&t=UGPg7aoORPOOcg6Dqm-ZSA

 

この日、私は完全な思い付きで「人柱アリス5人で歌いたいよね」とツイートしました。するとどうでしょう、なんとちょうど女性3人男性1人がそのツイートにいいねしてくれたではないですか!

というわけで、思い付きのツイートに反応してくれたザイスさん、ユスグさん、ゆうばりさん、言成さんの4人と共に5人で動き始めたのが今回のコラボでした。

 

とはいえみんなそれぞれの生活があり、それぞれに忙しい身。引っ越す人がいたり、仕事の形式が変わる人がいたり、何なら自分自身仕事辞めてフラフラしてまた別の仕事についたりしていました。そんなわけで始まったものの、形になるまでには1年以上の時間がかかってしまいました。とかいいつつ、間が空きながらも出てきた音源や案にあれこれ言いながらやり取りして、少しずつ作り上げていくのは楽しかったんですけどね。

 

そしてそんな音源をmixしてくれたジョウソンタさん、曲の雰囲気にぴったりな動画を作ってくれたユスグさんがいてくれたおかげで動画が形になりました。あの動画実は字体をどうするかとかそんな話までしたんだぜ。

投稿者コメントもどうするかみんなで色々意見出し合って決めましたねー。いいねコメントも古のネット文化って感じにしてあります。そういうの考えるのが楽しかったなー。

 

なんかいざ文章にしてみると、なかなかきれいにまとまらないもんですねぇ。本当はもっと言及すべきことがある気がするんだけど、全然思い出せないや。

いやでも、とにかく楽しかったです。歌うのって楽しいんですよね、やっぱりね。

楽しいんだぞってこと、忘れずに活動していきたいですね。

もしよろしければ、今後もよろしくお願いします。

カンタレラ感想文

 

昨年のネット超会議の際、「もう、後悔したくない」「できることは色々やってみたい」という思いで、生歌超投稿祭2021とニコメド記事投稿祭という2つのユーザー企画に参加しました。クオリティ云々言われるとちょっと目をそらしちゃうとこあるんですけど、私自身はものすごく楽しませてもらえた企画でした。

 

そんなわけで、今年もなんかやらせてもらえたらなーと思ってたんですよね。そんな時に目に入ったのが今回参加させてもらった企画、歌ってみたコレクション2022春でした。

正直楽曲リストを見たとき、ほとんど知らない曲ばっかりだったので最初は参加する気あんまりなかったんですよ。でもたまたま知っている曲が目に入って、そしたまたま録音のチャンスがあって、本当にたまたまが重なって投稿にこぎつけることができました。

録音チャンスが少しだけだったこと、選んだ曲が3分以内の短い曲だったこと、この2つの偶然も今回の動画の形式には大きく関係しました。昨年の蘇州夜曲以来の一発録りでしたからね、なんせ。4分5分の曲なら「一発録りすればいいじゃないか」という発想には至らなかったと思います…w

 

そして本当に本当に久しぶりの、セルフmixです。エレクトロニック・ジェノサイド以来ですから、投稿日同士で比べると4,400日ぶりらしいですよ、自分でmixしたの。日数が多すぎて意味が分からない。すきつなからこっち、ずっと誰かしらにmixしてもらってたのかと思うと本当にありがたい話ですよね。そして音楽知識ゼロの私でもとりあえず最低限のmix(笑)ができるくらいには情報を公開してくれる有志達には感謝しかないです。検索すれば何とかそれなりの形になるまでのイロハが出てくるんだもの。

今後はできるだけ自分でmixもやってみたいですね。でも当分は歌の力の入り具合に比例して誰か他の人にお願いするんだろうなぁ。頑張った音源はやっぱり腕のある人に奇麗に整えてもらいたいもん。うーん、わがまま。

 

歌そのものと関係ない話が長すぎましたね。とにかく今回も歌っていて楽しかったです!

もしよろしければ、今後もよろしくお願いします。

『現代VOCALOID創造都市』感想文

www.nicovideo.jp

 

直近の歌ってみたが2021年の4月、メドレーに限れば2020年の8月まで遡りますから、まぁかなり長いこと歌ってなかったんだなって話ですねこれ。

私の良くない癖として“アウトプットができないとインプットもできなくなる”っていうのがあるんですけど、今思えば多分半年以上そういう状態だったんでしょうね。

 

すきつなの時は1曲ずつどんな想いを込めて歌ったかのコメントしてましたけど、正直今回は9分弱の1曲として歌った感じなんですよね。だから個別の感想ってほぼなくて。

ただそれこそすきつなで歌った曲もいくらかあったので、それはなんかリベンジというか、1年以上経った今ならもっと色々表現できるはず!って感じで歌いました。まぁ実際のところはザリボ頼みなんですけどね!

それとシークレットの脱法ロックですかね、言及するとしたら。狩野英孝さんのネタを入れたのはすきつなでやったので、セルフオマージュっていうんですかね?いやそんなかっこええもんちゃうけど。

 

あと今回はハモリというか重ねというか、ちょっと正しい言葉がわかってないんですけども、そういうのを強く意識して歌いました。自分の音楽的な能力ではハモリを生み出すっていうのはめちゃくちゃ難しくて、下手な鉄砲数撃ちゃ当たるの世界なんですけどね。でも新しいことに挑戦したいというか、少しでも次のステップに進めたって自分で思えるようにしたかったんですよ。その結果をどう思うかについてはまぁ、聴いてくださる皆さんにお任せします。本人としてはあれが今できる精いっぱいです、ウフフ。

 

このブログも久しぶりすぎて何書けばいいんだかわかんなくなっちゃいましたね。ある程度まとまった文字数の文章書くのって久しぶりだからなぁ。でもこうやって書くことで、ほんの少しでも自分の気持ちの整理ができる気がするんですよね。多分気のせい。

 

いやでもこれきっかけというか、ここをまた足がかりにしてあれこれ歌いたいよなぁ。なんか1回歌わない期間ができちゃうと、その後もう1回歌うモードに持っていくのにすごく時間と労力を使っちゃうんですよね、基本豆腐メンタルなので。

さすがにamegaさんみたいに毎週レベルの勢いは絶対無理だし、姫みたいに月一投稿もかなり難しいだろうと思うけど。でも今回で色々できないと思ってたことができるようになったりしたので、少しはハードル下がったかも?

 

やっぱり歌うのって楽しいですね。

もしよろしければ、今後もよろしくお願いします。

蘇州夜曲感想文

【丼】蘇州夜曲【歌ってみた】 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)

 

Fire◎Flowerの時に言及したんですが、基本的に私はその時浮かんだ感情を大切にして歌っています。ハッキリ言っちゃえば、“思い付き”ってやつです。

なので、今回の蘇州夜曲という選曲も、二胡っぽい発声で歌ってみようという試みも、完全に思い付きです。「二胡っぽくない」というご意見はごもっともですが、悲しくなるので声に出さずそのまま飲み込んで頂けますよう、ご協力よろしくお願いします。

 

で、今回普段とテイストの違う取り組みだったわけですが、ニコニコネット超会議2021のユーザー企画、生歌超投稿祭2021に参加したかったのが全てです。

昨年はまだニコニコ動画に帰ってきていなかったので、どこか他人事だったイベントでしたが、今回はやる気と行動力さえあれば参加できる側。こりゃやるしかないでしょうってことで、とにかく動き出してとにかく形にしたのがこの動画です。…動画?

 

もう1つのユーザー企画、ニコメド記事投稿祭の記事でも書いたんですけど、私10年ほど活動から離れていた時期がありまして。その時に当然色々なお祭りやイベントがあったんですが、その中には活動を続けていれば自分も関われただろうものが結構あったんですよね。

だからもう、後悔したくないんですよね。できることは色々やってみたいんです。

そう思って色々手を出したのが今回の超会議でした。そのうちの1つが蘇州夜曲でした。

 

これからも、あれこれ手を出して楽しんでいきたいですね。

もしよろしければ、今後もよろしくお願いします。

【ニコメド記事投稿祭】ニコメドに打ちのめされて救われた話

エラい大げさなタイトルつけちゃいましたけど、まぁそんなに大層な話ではなく。
ちょっと変わった、私の歌い手としての今までを振り返ってみようかな、と。
そして転機でそばにいてくれたメドレーの話ができればな、と思って書き始めました。

そもそも私がニコニコ動画のアカウント登録をしたのが2006年か2007年かそのくらいなんですよね。ですからかなり古参ってことになります。少なくとも、まだ初音ミクがいない時代を経験しているのは確実です。
で、しもさんの組曲『ニコニコ動画』が2007年の6月に投稿されているので、ニコメドというかメドレーというかも、ある程度リアルタイムに知っている、はず、うん。

その頃、私の歌い手活動はスタートしました。当時はダイナミックマイクPC直挿し、フリー録音ソフトで、音声編集ソフトはありませんでした。動画編集ソフトもなかったのでニコニコムービーメーカー使ってましたね、懐かしいな。…あれ?ソフトは今も大して変わってないな。
で、そんな頃に歌いたかったのが、先述の組曲『ニコニコ動画』だったわけですよ。なんせ当時めちゃくちゃ流行していたので。猫も杓子もみんな歌っていた印象です。

ところがですよ、ニコニコムービーメーカーって、10分以上の動画作れないんですよ。
組曲『ニコニコ動画』って、10分48秒あるんですよ。微妙に足らんのですよ。
当時の私にとって、歌ってみたいけど叶わないものの代表格でした、組曲『ニコニコ動画』
その頃、同じように歌ってみたの活動を通してつながった仲間たちは、なんかみんな再生数が伸びて有名になって人気になって、どんどん違う世界の人になっていくように感じていました。
やりたいことができない、誰かが立ち上げた合唱企画は毎回頓挫、この間まで同じように3桁再生がやっとだった人たちが数千再生当たり前、みたいになっていく。

いつの日か、私は投稿をやめました。偉そうなこと言えるほど努力したわけでもないくせに、「心が折れた」と感じ、前向きになれなくなってしまいました。今にして思えば、あの時やりたくてもできなかったことの象徴が、組曲『ニコニコ動画』でした。すぐそこにあるのに、みんなは手にしているのに、自分はつかめなかったもの。そんな感じ。

そこから気付けば10年ですよ。長過ぎるやろ。不思議なもんで10年何もしてなかったくせにそれでも変わらずそばにいてくれた人は何人かいて。ありがたい話ですよね、ほんとに。
色々ありました。高校生から浪人生を経て大学生になり、社会人になり。鬱の診断が出て投薬治療を受けたり、30日以上の連勤が当然の世界で「お、今月は休みが2日もある!」とか言いながら心身ともボロボロになって働いたり。そして、無職になったり。
無職になって最初の感想が「あ、俺人間やってるなぁ」でした。
そして同時に思い出しました。「あ、俺歌好きなんやったわ」って。
でもまだ歌うのはちょっと怖い、よくわかんないけど一歩踏み出す勇気が出ない…。
そんな風にウジウジしていた2020年の初夏、1つのブームが起こりました。

 

 

 

最近好きな曲を繋げてメドレーにしてみた - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)

 

 

 

あ、この曲投稿自体は2019年なのか。てことは半年くらい経ってからブームが来たのね。
残念ながらニコニコ動画全体を巻き込むようなブームにはなりませんでしたが、少なくとも私の周囲では大流行しました。あの人もあの人も歌ってるじゃん、って。
自分の主観から見た景色は、あの時の組曲『ニコニコ動画』と同じでした。みんなが歌ってる、楽しそう、俺も歌いたい…。
どんな機材を使えばいいのか、どんな録音ソフトを使えばいいのか、どんな風に録音しているのか、相談に乗ってくれた人たちがいました。
MIXしてあげると言ってくれた兄ちゃん、メドレーを作ってくれたSqOcさん、
そして何より、楽しそうに歌ってくれたみんながいました。

 

 

 

【丼】最近好きな曲を繋げてメドレーにしてみた【歌ってみた】 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)

 

 

 

歌えたんだよ、みんなが少しずつ背中を押してくれたおかげで。
めっちゃくちゃ楽しかった、本当に楽しかった。キャプション打つとき手が震えてたけど。
投稿した後みんながたくさん感想をくれてTwitterで共有してくれたのも嬉しかったし、心が前向きでいられ続けた理由だったと思います。なんか本当に、楽しいと嬉しいと優しいにあふれていました、あのとき。

とりとめもないというか、あっちいったりこっちいったりしちゃいましたね。
10年以上前に楽しそうだと追いかけたけど届かなかった組曲『ニコニコ動画』
10年以上のブランクを経て心の底から楽しいと思わせてくれたすきつな。
メドレーに打ちのめされて活動から距離を置き、メドレーに心惹かれて戻ってきた、そんな歌い手のお話でした。

いいよね、メドレーって。よっしゃ、次のメドレー歌うかぁ。