京都マラソン2026感想文
過去に2度、ハーフマラソンを完走しました。大会ポスターを見ていたところ、同僚に「これ出るん?」「あんたが出るんやったら私も出るわ!」と声を掛けられたことがきっかけです。彼女は自分と家族以外を無自覚に煽り、酒のアテだと思っているような人です。練習すると「必死やんw」と(無自覚に)煽り、「全然練習してないわーwヤバいかもーw」と思ってもいないことを口走るタイプです。結局当日ドタキャンされました。そういう人です。別にいいけど説明や謝罪はしろよ。
自分にとってのマラソン大会って、そういうネガティブな感情でスタートしています。そもそも走るのが苦手です。トレーニングでしかないし、手段であって目的にはできません。Xでメドクランなんてハッシュタグを作りましたが、走ること自体を楽しんでいるそん神やユスグ姫の方がよっぽど素晴らしいランナーです。
それはそれとして、以前から「フルマラソンを経験してみたい」というちょっとした夢がありました。走るのは嫌いだけど、人生で1回くらい挑戦したい。2年連続でハーフマラソンを完走できたことで、このままトレーニングを積めばひょっとして?と今まで考えたこともない自信が生まれました。じゃぁ実際に行動してみよう!
とはいえ走るなら節制も鍛錬もかなり必要だし、有名・人気なレースは抽選倍率が高め。なら外れて元々、当たったら練習しようということで京都マラソンに応募してみました。会場は近いし、倍率高そうだから外れるだろうし。ところが今回はどうにも集まりが悪かったようで、追加募集やそれを巡るトラブルやがありました。更に任天堂がプラチナ(冠協賛)スポンサーになる事態。今回は運営面でしんどいことが多かったようです。
その結果?当選しました。外れる気でいたのでびっくり。でも当たったからには備えないと!予想外の出来事ですが日々走るモチベーションになりました。同僚のサブ3(3時間以内での完走)ランナーには「速さも距離も度外視でいいから、とにかく長時間走り続ける練習が有効」と教えてもらい、少しずつながら半年かけて準備を重ねました。
ところが本番2週間前にまさかのコロナ罹患。1週間の安静期間が発生します。無事体調が戻り隔離期間も明けたと思ったら、今度は右足のくるぶし下あたりが痛い謎の症状。歩くだけで痛いのにもう本番は次の日曜日。棄権も考えましたが、参加費2万円払ったし、やってみたいし、いけるところまで走りたい…!ダメ元で8割方完走を諦めて出場することにしました。
さて、こんな大規模なマラソンは初参加です。どうやら前夜祭?みたいなノリで、マラソンEXPOというのがあるそうです。前々日と前日の受付会場でお祭りをするイメージです。受付をして必要なものを貰ったり、各協賛企業の商品が売られていたり、体験会やトークショーがあったり。福士加代子さんもお見掛けしました。イメージ通り元気なお姉様でした。

この大会はスタート地点とゴール地点が違うので、出走前に既定の袋にまとめて荷物を預ければ、ゴール地点まで運んでもらえるサービスがあります。これを担っていたのが佐川急便なのですが、SGホールディングス陸上競技部のブースも出ていました。「旅の荷物は佐川に!」と元気に声を張り上げる社員さんの隣に、選手がお気軽にご質問くださいと立っています。たまたま話しかけさせてもらった方がなんと主将の川端千都選手。この日の1週間ほど前、第64回延岡西日本マラソンで優勝した国内トップクラスの選手です。

「右足が痛いんですけど、そういう時の走り方について注意点はありますか?」
「あー、痛くならないようにするのが原則かもしれませんね…」
あまりにもおっしゃる通り過ぎてぐうの音も出ねぇよ。めちゃくちゃ爽やかで素敵な好青年でした、川端選手。いっぱい応援してもらいました。勢いでSNSフォローしちゃった。
あとご当地というかなんというか、京都市上下水道局のキャラクターもいたんですよ。蛍の澄都(すみと)くんとひかりちゃん。

まぁ、敢えて多くは語りますまい。楽しかったので何でもいいんですよ。
さて、この日はまだ右足に不安を抱えながらも早寝を心掛けました。なんせ当日は5時台に起きないと間に合わない。少しでも体に負担がかからないように、事前に買ったマラソン初心者向けの完走サポート用ジェルやらゼリーやらも鞄に仕込み、就寝前に飲む分はしっかり飲んでおきました。遠足前日の小学生のようにソワソワしながら床に就き、なかなか寝られない夜を過ごしました。
いざ当日!天気予報によれば17度くらいまで気温が上がるとのこと。暑すぎて走りにくいのではと危惧し、意識的に薄着で挑みました。走ると体温が上がるので、いっそ寒い方が熱中症とか脱水とか気にしなくていいのに。とはいえ、終わってみれば雨も降らず風も吹かずカンカン照りでもない気温高めだったからこそ完走できたのかもしれないと思っています。
たけびしスタジアム京都にはスポーツ観戦で何度も訪れていますが、自分が陸上トラックの中に入るなんて初めての経験です。その前に預かり手荷物運搬のトラックがすごい台数並び、1万6千のランナーがひしめき合う光景に圧倒されます。ゼッケンをつけて(案の定前後を間違えてつけ直しました)、スタート前の給水を済ませて、トイレにも寄って、指定されたスターティングブロックへ向かいます。その間ランナーを盛り上げる応援大使の森脇健児さんと千葉真子さん。健ちゃん、テレビのイメージ通りにずーっとめっちゃうるさかったです。勘違いしないでください、褒めています。
地元ラジオ局α-STATIONの名物パーソナリティ、キヨピーこと谷口キヨコさんの掛け声で、出発前に鬨の声をみんなであげたり、大会の運営責任者の偉い人たちの紹介があったり、車いす競技部門の選手たちが他の競技より5分早くすごいスピードで飛び出して行ったり、応援大使の紹介があったりした後、いよいよ競技が始まります。スタート位置から大体300m以上離れたブロックだったので、号砲から5分くらい経ってようやくスタートできました。だって号砲と同時に流れたライラック1曲分終わっちゃったぜ。演台から手を振る森脇健ちゃんや千葉真子さん、本田望結ちゃんやひーやん(桧山進次郎さん)に手を振り返し、ゲート少し手前のなごみん(地元テレビ局KBS京都の海平 和アナウンサー)に見惚れながら42.195kmの旅が始まります。
一応事前にバイクで下見をしたコースでしたが、20km地点手前くらいまでずーっと上り続けるイメージでした。なのでとにかくゆっくりペースで、焦らずに体力を温存する作戦で走ります。1万人以上の参加者ですから、全行程を通して人が少なくなることはありません。特にスタート直後はすごい人口密度。ぶつからないように気を付けながら走ります。沿道からは観客やボランティアの皆さんからの温かい声援が飛びます。いい歳したおっさんなので、こんな大人数から無条件に応援してもらう機会は実生活だとまずありません。嬉しくなりながら声援に応えつつ、ゆったりのんびり走ります。
今回はスーパーマリオブラザーズ40周年ということもあり、マリオにちなんだ服装やアイテムのランナーがたくさんいました。それは沿道の皆さんも同じで、中でもテレサが多かった印象です。終始スーパーマリオの雰囲気と共に走るマラソンでした。時々スターやキノコのイラストを掲げて、「タッチしてパワーを受け取って!」みたいに応援してくれている人もいましたし、?ブロックの風船を掲げて「下からパンチしてアイテム持って行って!」みたいにしてくれている人もいました。気が付く限りは遊ばしてもらいました。あれ今思えばキノコでダッシュしたり?ブロックを思いっきりジャンプして叩いたりすることに体力使ったの、かなり寿命縮めたよなぁ。でもいいんです、楽しかったから。周囲のみんなが笑顔になれたからいいんです。
桂川を左手に望み、嵐山へ向かう途中にハイタッチゾーンがあります。エコ素材の手袋をした皆さんが手を差し出して並んでいます。そこを通り過ぎながら皆さんとハイタッチをするのですが、まぁこれが楽しい。このゾーンは30km地点くらい、鴨川の土手にも再び登場しましたが、気持ちがすごく前向きになれます。声援だけじゃなくて実際に触れあうことで、より背中を押してもらえる感覚がありました。
渡月橋が見えたところで嵐山から逸れ、今度は広沢池や仁和寺の方面を目指します。その際普段は車両しか通行できない跨線橋を渡ることができます。こういう普段は絶対入れない場所を堂々と走れるのがマラソン大会の面白いところ。車道をのんびり走りながら、隣接するマンションの屋上や上階から応援してくれる皆さんに手を振ります。
広沢池は干上がっているのか元々なのか、ずいぶん水が少なかったです。とはいえ少し都会から離れた風光明媚な景色の中、それなりに勾配強めの坂道をえっちらおっちら登っていきます。仁和寺の前を通るころにはちょっとした峠越えを果たした気分。仁和寺は門前でお坊さんたちが応援してくれるのが名物らしいのですが、正直その様子をじっくり見ている余裕はありませんでした。太鼓の音は聞こえましたが、このエリア太鼓での応援が多いんですよね。これも京都らしいといえばらしい。
続いてきぬかけの路。仁和寺から金閣まで続く山道です。京都マラソンでは金閣まで行きませんが、それでも石庭で有名な龍安寺や古田敦也さんの母校立命館大学といった有名なスポットの前を通ります。一般的にはここが最初の難所みたいですが、上り坂に比較的強いタチなのであまり苦しまずに済みました。「上り坂に強い」なんてほざいて調子に乗ったせいで後半に響いた可能性はもちろんあるんですけども。立命館大学の前ではチアリーディング部や応援団が熱い声援を送ってくれます。テンション上がるぜ。
ここからはまた市街地に戻り、登ったり下ったりしながら鴨川を目指します。沿道の人も増えますが、日常を送る人々の往来もランナーと譲り合いながら生まれています。普段は片側2車線の道路を片方ランナー用にし、残る2車線を対面通行にして車が行き交います。我慢してくださる地域の皆さんや、接触事故が起こらないよう目を光らせて運営してくださるボランティアさんに感謝を抱きつつ、声援で笑顔になって走ります。
街を抜けると次は鴨川に行き当たります。鴨川を一旦のぼり、橋を渡って今度はくだり、一旦北山の街へ逸れます。橋にはルイージが並走してくれていましたが、写真を取り忘れました。このマラソンはスーパーマリオシリーズのキャラクターたちが折り返し地点の目印として登場してくれたのですが、実は最初にみんなの前に姿を現してくれたのはルイージでした。ルイージってなんか、よく兄弟スポーツ選手の弟が受けがちな「ポテンシャルは兄以上」を体現したようなキャラだよなといつも思っています。あと兄弟スポーツ選手は兄貴が有名だとそう言われるけど、弟が有名だとそもそも兄貴は「え!お兄ちゃんいるの!?」レベルでめちゃくちゃ知名度が低い。これあるあるです。
北山は(勝手なイメージですが)おしゃれな街です。そんな街で距離を稼ぐために折り返しまくりながら走ります。自分より先に折り返した人たちは軽やかなフォームで擦れ違って行きますが、自分が折り返してから擦れ違う人たちは疲れていたり足が痛そうだったりしながら頑張っています。北山エリアで半分を過ぎるので、やはりハーフより先はかなり人を選ぶ世界みたいです。植物公園の中を走るあたりで私も「あ、そろそろ脚が疲れてきたな」と感じます。記録を振り返ると15km~25kmくらいは1kmあたり6分ちょっとペースでしたが、25kmから先はペースが落ちる一方でした。前半に楽しくなりすぎて、無自覚にペースを上げてしまっていたようです。植物園内ではファイターズ時代の大谷翔平選手ユニのおじさんと仲良くなったり、舞妓さんが応援してくれるエリアで舞妓さんガン無視でまゆまろさんに抱き着いたりして楽しみます。ちなみにドジャース大谷翔平もめっちゃいました。“おおた似”ってランナーもいました。脚を痛めて立ち止まっていました。Come on!! OHTANI-san!! 植物園内は公道に比べてさらに応援の皆さんとの距離が近いように感じ、すごくアットホームな雰囲気でした。植物の癒し効果かなぁ?
植物園を出ると再び鴨川沿いを走ります。その中で土手を走るエリアもあります。結構長い土手です。その前の車道ゾーンにもたくさんの応援。“コーラあります!”の札を挙げてくれていたお兄さんたちに「コーラ下さい!」と頼み、「ラスト1杯です!」と笑顔で手渡してもらえました。大したものですね。あと小学校低学年くらいの少年と目が合い、「チョコボールいる?」と言われたので「ちょうだい!」と1粒貰いました。ハイタッチして受け取ったよ。キャラメルだったよ。大正解だ少年、おじさんはキャラメルが1番好きだ。
土手にもたくさんの応援。シートを広げてお弁当を食べながらのんびり応援する家族連れとか、Jリーグのレプリカユニを着たランナーにはそのチームのチャントを送ります!というサッカーファン連合応援団とか、それぞれのカラーで応援を楽しんでいます。あれチャント羨ましかったな、また走ることになったら今度はサッカーのレプユニ着ようかな。橋の上から見下ろしながら応援してくれる人たちもたくさんいました。本当にどこまで走ってもどこを見ても常に誰かから応援してもらえるので、気持ちの面で嫌になることはまずありません。問題は体力だけだ。
土手が終わり丸太町通に入ったあたりで、大腿二頭筋のダメージがピークを迎えます。とりあえず御所の西端にある折り返しゾーンまでは何とか走りましたが、折り返して同じストレートを戻るところで一旦歩きます。歩いたり止まってストレッチをしたりしながらなんとか負担を和らげようと試み、ここから先は走り通すのは諦めて歩いたり走ったりを繰り返しながらゴールを目指すことにします。それが大体34kmくらいの出来事。事前練習でも通しで走れる距離は35~36kmが限界だったので、練習通りではあります。やっぱり現状はこの辺が限界なんだなーと思いつつ、京都市役所前のマリオの折り返しはあんまり感動できずにヘロヘロと通り過ぎます。
京都市役所を過ぎてからは、勾配は緩やかなもののひたすらのぼり続けるコースです。川端通の37km地点手前くらいで爆音でKANA-BOONの『シルエット』を流している応援があり、また気持ちを上向かせてもらえます。角を曲がると給水と給食。さっきの音楽で調子乗って走ったからまた歩いているけれど、それでもボランティアの皆さんや沿道からの声援で気持ちはまだまだ元気!せっかくここまで来たんだし、あと5kmならいつも走る距離だから何も怖くない!ここから今出川通まためっちゃのぼるけど、関門閉鎖まではまだ1時間ある!歩いてでもゴールするぞ!
京都大学の前で森谷威夫さん(なごみんと同じくKBS京都のアナウンサー)をお見かけして声を掛けながら手を振ったものの、振り返してはもらえず。そりゃまぁ、1万人以上いるランナー全員相手してらんないから平等に返事しないのが最適解か。しかもお仕事の最中だし。
そしていよいよ最後ののぼり坂。百万遍の交差点を曲がると延々続く今出川通です。もうここは脚が動かなくなるまで走り続けることにします。動かなくなったらおとなしく折り返しまで歩いて、そこからはくだり坂の力を借りて走ろう。ここでペア駅伝に出場していらっしゃる両足義足のゲストランナー、島袋勉さんと擦れ違います。大会中初めてお見かけしたゲストランナーさんだったので、なんだか嬉しくなります。うわ!有名人や!みたいな。沿道でこの時間帯のランナーより軽やかに走りながらアドバイスを送る応援おじさんに関心しながら、ラストのクッパ様を折り返します。ラスボスにふさわしい苦しさと立ち位置ですクッパ様。
ここから先はもう基本のぼりはありません。まだあと3kmくらいある、でもそのくらいの距離普段なら20分もかからず走るんだから、このしんどさもあと30分は続かないはずだ…!沿道の応援も、「ここまで来たらあと少し!」とか、「もうすぐゴールだよ!最後まで頑張って!」とか、クライマックスを感じさせてくれるものに変わってきています。九分九厘無理だと思っていた完走が、本当に手が届くところまできている。危惧していた右足くるぶし下の痛みもないし、しんどいけどまだ脚は動くし、意識もある。これいけるぞ、ゴールできるぞ!
42.195kmって、鉄道で移動するような距離なんですよね。なんでそんな距離を4時間も5時間もかけてしんどい思いして走る必要があるかというと、まぁ必要性は皆無なんですよね。実際、ゴールできたからって別に走るのが好きになったわけでもありません。
でも人生で1回くらいやってみたいと思い続けていたことを叶えることができました。無理だろうと思っていたことを実現させることができました。この達成感はかなりのものです。今のところ「またやりたい」とは思っていませんが、そのうちそんな気持ちになってくるのかもしれません。速くなくてもいい、途中で歩いてもいい、不格好でもいい、走り続けることがただそれだけで応援してもらえる世界。市民ランナーが楽しくなってやめられなくなる理由が分かった気がします。
とにかく最初から最後まで、ずーっと沿道から誰かの応援の声が聞こえ続け、その声に支えてもらい続けられる42.195kmでした。楽しかった、本当にずっと楽しかった。

もしよろしければ、今後もよろしくお願いいたします。
ハリー・ポッターと謎のプリンス感想文
開幕がプリベット通りじゃないパターンだ。首相が登場し、ファッジに代わり新しい魔法省大臣になったスクリムジョールと対談します。前回の記事でもダーズリー家への不法侵入の数々について言及しましたが、どうも魔法界の皆さんはマグルに対する差別意識がめちゃくちゃ自然に根底にある。彼らの序列内において屋敷しもべ妖精より低い地位にマグルを置いている気がします。正直、立場のある人間同士の会合としてはめちゃくちゃお粗末だったと思いますし、「魔法でそちらの会談はなんとでも操作できるんで今すぐ会ってください」を押し通すのは、どちらかというと脅迫とかテロリズムとかそっちに近いんじゃないかと思うんですけどね。逆らいようのない力をチラつかせることで無理な要求を通そうとする行為を、ものすごく社会的に立場の高い人物が、その名の下において行っちゃう。そうやって自分以外を見下すような身の振り方が一般的である魔法界、そりゃ暴力に物を言わそうって連中が幅を利かすでしょうよ。
ドラコを守りたい母ナルシッサ。いやいいですそういうの。私の可愛いドラコはそりゃそうなんでしょうけど、あなた直接か間接かはさておき誰かにとっての“世界でたった一人の大切な我が子”を今までに何人殺したり不幸にしたりしてきたんですか、と。その暴力がこちらに向いた途端泣きながら被害者面はあまりにもダサいし見苦しい。そしてなんかもう、悪者サイドなスネイプ先生。えー、結構信頼してるんやけどな俺。でも二重スパイなのか思わせぶりなのかなんなら三重でやっぱり悪者なのか。
相変わらず小物臭プンプンでわかりやすく怪しいドラコ、ビルといちゃつき倒すフラー、意気消沈トンクス、その他もろもろ。そりゃヴォルデモートと死喰い人が復活して世界が大変なことになっている以上能天気に明るく楽しくとはいかないでしょうが、にしても全体的に暗い重たい辛気臭い。なんか、全員イライラしている感じ。ハリー自身が最もイライラしていそうですし、そんな中わかりやすく俗物的な新キャラスラグホーン先生。まぁ実際どこにでもいます、コネのオバケみたいなようわからんおっさん。なんなら自分自身そっち側の人間な気もしているがまぁそれはそれとして。
“謎のプリンス”のメモ書きまみれの教科書のおかげでそんなスラグホーン先生の魔法薬学の授業で無双するハリー。努力家ハーマイオニーはおもしろくない。フェリックス・フェリシスという超幸運になれる薬をご褒美に手に入れたり、ダンブルドア校長とマンツーマンのヴォルデモート対応授業を受けたり、ジニーを好きになったり、グリフィンドールのクィディッチチームキャプテンとして気を揉んだり、なんだか色んな目に遭うハリーですが、とにかく全体的な暗さのせいでなんかあんまり楽しく読めませんでした。こんなに話題がたくさんあるっていうのにね。
いよいよ生徒に被害が出始める。ダンブルドアの暗殺を目論んだのか?色々な呪物や毒物が校内外に登場し、直接関係ないはずの生徒たちが危険な目に遭います。皆一命はとりとめていますが、それにしたって危険。生徒の保護者の中には学校生活を返上して大切な我が子を自分たちの下におく方々も出てきます。いよいよ世界中安全な場所なんてなくなってきた以上、大切な我が子を直接守りたいと考えるのも無理からぬ話。ダンブルドア自身は生徒の安全を最優先にしなかったことはないと語りますが、なんつーかこう、じいさん言うてることやってること全部説得力がないねんな…。そら校長があんたやなかったらもっと大変なことになってるってなもんなんやろけどさ…。
ヴォルデモートに関する記憶を「憂いの篩」で辿る中、どうも彼は幼少期から攻撃的で支配欲に満ち満ちていて、自分は特別な存在だと他者を見下し利用し脅す性質があったことが判明します。ダンブルドアはそれを見抜き、少なくとも表面上彼が大問題を起こさないように見張っていたようですし、実際多少なり効果はあったようですが、裏を返せば尻尾をつかませず裏でこそこそ悪さをしていたということでもあるわけで。結果的にその性質が道徳的な方向に変質することはなく闇の帝王になってしまった現実が横たわります。
しかしスラグホーン先生のやらかしの記憶無修正版をゲットしたことで、そんな傲慢闇の帝王は自分の魂を7分割し、「分霊箱」に収めていたことがほぼ確実となります。そうなるとまずは6つの分霊箱を破壊してヴォルデモートの魂を消し、最後に本人をぶっ殺してハッピーエンド、という攻略法が浮かび上がります。ハリーが過去に魂ごと破壊したリドルの日記や、ヴォルデモートの母が持っていたゴーントの指輪も分霊箱だったらしく、あと4つを破壊する必要があるらしい状況。
終盤、ダンブルドアがそのうちの1つのありかを見つけ、破壊すべくハリーと共に出向きます。心身ともにこれまで読者が見たことのない弱りようを見せながらもめちゃくちゃ性格の悪い呪いを打ち破り、なんとかブツを手に入れた2人。しかしホグワーツには闇の印が浮かび、死喰い人が校内に侵入。手引きしたドラコはダンブルドアを殺すと息巻いているものの、なんだかんだ育ちのいいお坊ちゃまには人を殺すところまで自分を追い詰めるのが容易ではなかった様子。ヴォルデモートの命令だったようで、死喰い人たちはかなり頑張ってドラコ本人に手を下させようとしますが、結果的に死の呪いをダンブルドアにかけたのはスネイプでした。薬草学の天才かつヤバい切り裂き呪文からちょっと面白呪文まで様々な書き込みを上級魔法薬学の教科書に残していた「謎のプリンス」の正体だった彼は、怒り心頭のハリーを難なくやり過ごしつつ逆ギレをブチかましてドラコと共に逃げおおせます。
ダンブルドア亡き今、ヴォルデモートを滅ぼすのは予言に選ばれたハリーその人。心の弱みをなくすためジニーとの交際をごく短期間で打ち切り、自分が生まれた(そしてヴォルデモートが力を失った)地であるゴドリックの谷に向かい全てを辿ろうとします。結局偽物だった分霊箱にメモを残したR.A.Bとは何者なのか?残る分霊箱はどこにあるのか?色々な謎があるものの、ロンとハーマイオニーも同行を名乗り出て、いよいよ物語は最終巻へ向かいます。
ちなみに個人的には分霊箱のうち1つは実はハリーだったりしない?と思っています。蛇のナギニが分霊箱だと目された以上、生き物も分霊箱足り得る。そして「生き残った男の子」「選ばれし者」として魔法界中が下にも置かない扱いをするハリーなら、「あ、やっべ、壊れた」なんてことにはまずならないはず。
いやまぁ、それ以外に問題が山積みな気はするし、ヴォルデモート本人が何度となくハリーを殺そうとしてきた以上、そんなはずないやんとも思いますが…。
そしていよいよ死の秘宝。実はまだ封を切っていません。ついに辿り着いたので早く読まなくては。
もしよろしければ、今後もよろしくお願いいたします。
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団感想文
はい、人が死にます。炎のゴブレット以降、どんどん人が死んでいきます。読むのがつらくなっていく。炎のゴブレットでも同じようなことが起きていましたが、そもそも話がどんどんシリアスに重厚になっていくので、ワクワクするファンタジー物語って感じじゃなくなっていくんですよね。そのうえ登場人物はどんどん増えていくし、当然ながらみんな西洋人だからカタカナの名前ばっかり。そして私の感覚が間違っていなければですが、結構変わった名前の登場人物が多い。耳に馴染みのない言語のあまり聞きなれない名前が次から次へと出てくると追いきれないです。しかも「このファミリーネームに覚えはないか?実はあの時登場した彼の親戚なのだ!」とかやられるもんだからもう。頭が追い付かないぜ。
さて、吸魂鬼が当たり前のようにダーズリー家の近所に登場します。これまで嘘でも魔法界はマグルの世界でその痕跡を残さないようにしていたのに、当たり前のように危険な存在が人を襲います。なんで?誰がなんのために?吸魂鬼が勝手にやったのか?それにしても守護霊の呪文を使いこなせるようになってきたハリー。大したもんです。そして猫まみれの面白くないフィッグばあさんがまさかの魔法界側の人という。なんなら賢者の石でフレーバーテキスト程度に出てきたくらいの印象しかなかったんですが、ずっと見守ってもらっていたんですね。
血縁がものすごく大切な意味を持つという予想は結構正しかったみたいですし、ダンブルドアが残した手紙がそのものずばりかどうかはさておき、ダンブルドア本人が直々にペチュニア叔母さん(ハリーの今や唯一の肉親)に強い印象を残したのは確かだったみたいです。これは巻末で明らかになるところ。
さて、当たり前のようにみんなダーズリー家に侵入し、ハリーを連れ出します。そらあのご一家頭が固いけども、あんたら魔法使いが毎回のように家主の気に障ったり権利を侵害したりするようなやり方で好き放題するんやもん、嫌な印象が着くのは当たり前やろうに…。
かつて死喰い人と対抗するために組織されていた不死鳥の騎士団がまた活動を始めます。アジトとしてブラック家の屋敷を使いますが、ここに家系図が登場します。ナルシッサという名前に覚えがあったので頑張って家系図を書き起こしたのに、数行進むとあっさりシリウスとドラコは親戚にあたることが説明されていてちょっとがっかり。手を止めずに素直に読み進めればよかった。
こんなペースで書いたらえらいこと量になる。尋問の部屋や時間を急に変えてハリーを孤立させ、どうにかして退学に追い込もうとするファッジ大臣。炎のゴブレットのラスト以降、一気に小物ムーブが目立ちます。アンブリッジ先生を「闇の魔術に対する防衛術」の先生に任命してホグワーツ内での力を増そうとしているかと思いきや、「実技的な授業を許すとクーデターを起こし得るから」という大分情けない理由で無理やり授業内容を変えにかかります。十代の少年少女に何をそんなにビビることがあんねん。
ついにはアンブリッジ先生をホグワーツ高等尋問官に任命し、少なくとも読者からは言いがかりにしか見えない理由であれこれ規制させたり、バンバン教育令を乱発したりします。ダンブルドアを失脚させたい思いが強すぎ、嘘でも建前であるはずの健全な青少年の教育からは大いに外れているような…。最後の最後に人間界に吸魂鬼を差し向けたのはアンブリッジ先生だと判明しますが、もうそれって殺人未遂の域なのでは…?信用を失墜させるとか黙らせるとかそんなレベルじゃないでしょこれ。
耐えかねたフレッドとジョージのツインズは、今まで踏み越えずにいた最後の一線を意図的に踏み越え、特大のいたずら(というかもう破壊行為)を2発ブチかまして学校を去ります。まぁ退学になったからってみんな悪人ってわけじゃないですしね。ハグリッドもそうだし。
今作、ハリーたちを脅かしたり追い詰めたり苦しめたりする存在があまりにもたくさん登場します。そういう意味では身内のハグリッドも巨人を連れて帰ってくるあたり、脅威側の人かもしれません。そういう意味においてはね。
だもんだから、いつもなら何かと邪魔をしたり策を弄したりして邪魔をする装置として活躍してくれるドラコ一味が今一つ影の薄い存在に感じられました。いやもちろん高等尋問官親衛隊とかやってたし、我らが王者ウィーズリーも歌うし、憎たらしい存在ではありましたよ?ハリーやウィーズリーツインズがクィディッチチームから外される理由にもなりましたけどね?ただなんというか、たくさんの人の命を脅かす本物の悪党が暗躍する中、憎たらしいクソガキは霞みますよね、そりゃ。
ついでにパーシーも。そもそもパーシーはずっとハリー一味とは違う位置にいる扱いを受け続けていたし、毎回「なんか遠くから偉そうにゴチャゴチャ言う口うるさい奴」くらいの描写が多かったんですよね。彼が家族と絶縁したことも、ロンにハリーと距離を置けと手紙を送ったことも、どちらもそんなに響かなかったのが正直な感想でした。いやそりゃね、ああは言うけどあいつもいい奴だよなと思っていたところはありました。家族愛とか友情とかそういうものを最優先にする価値観はあると思っていました。そうでもないことが描写されて残念に思わなかったわけではありません。でもなんか、あまりにもついでに理由も語られずに嫌な奴サイドにいっちゃったなー。いつのまにかしれっとなので、印象に残りにくい転身(化けの皮がはがれただけ?)でした。
ネビルが光っています今作。ネビルはいい子だし強い子だと思っていましたよ私は。ご両親とおばあ様のことは初めてはっきりと描写されましたが、魔法で何でもできる世界なのに廃人みたいになっちゃったままってのはなんか、あまりにも切ないです。そんな中でも彼はちゃんと前を向いているし、自分の意志で戦っています。危険を顧みずにハリーの(ひょっとしたら世界の)助けになろうと、魔法省で死喰い人と闘うことも厭いません。ええやっちゃでほんまに。幸せになってくれほんまに。思えば彼は賢者の石の時点で、ダインブルドアに称えられるほどの勇気を示した人物でした。
あ、そや、ダンブルドア。ここで初めて彼がその気になって戦う場面が登場します。それはハグリッドもそう。本気で怒り狂い戦うシーンが登場します。なんつーか、校内で大乱闘スマッシュブラザーズが起こるような運営をしている段階で、青少年の健全な育成なんて考えていないのが見え見えなのがなんとも。せめて表面上は取り繕ってほしいもんですけどね。マクゴナガル先生なんか完全にとばっちりやし。しかもその大捕り物を1年かけて大事でっせ大事でっせ言い続けてきたO.W.L.試験の最中にやっちゃうし。
ダンブルドアはここまでのシリーズ中、やれヴォルデモートが唯一恐れた存在だのやれ世界最高の魔法使いだのと持ち上げられ続けてきましたが、いよいよその実力の一片を見せてもらえたわけです。そして私が前作でいよいよ感じた不信感についても、自ら認めて反省するようなシーンが登場します。いや別に裏をかかれちゃった騙されちゃったごめんぴょーんみたいなシーンではなく、ハリーを大切に思うあまり話すべきことをズルズル先延ばしにしちゃったって内容だったので、私の不信感とは直接関係ない反省でしたけども。
ただまぁ当然と言えば当然ですが、彼は彼なりに悩み苦しんでいたらしいというか、どこか今まで舞台装置でしかなかった彼の人間性の部分がようやく描写されたのかなという印象でした。
さて、結局今作も人が死にます。シリウスは、なんかモヤっとする描写と共に死んでしまいます。暗いし重いし悲しい。これさー、確か記憶が正しければ次作でダンブルドア死んじゃうんじゃなかったっけ?もしそうならもうハリーはこれ以上近しい人いないじゃんくらいのペースで頼れる近しい人々を亡くしていくわけですが、さて。なんか読むのがおっくうになってくるな。
あ、あとチョウ・チャン。なんか、もう一つ主体性のない子として描かれているような感じがします。好きなら好きって言えばいいじゃん。あとあまりにもハリーが鈍ちん。さすがに2人でデート中に他の(しかも1年生の頃からいつでも一緒にいる仲良しの)女の子の名前出したら、どんだけ優しい子でもええ顔はせんやろ。
なんでしょうね、そら15,16の少年少女なんですから当たり前なんでしょうけど、チョウはチョウで察してよリードしてよが強いし、ハリーはハリーでこんなの僕初めてだからわかんないを連発して自分がどうしたいかを棚に上げるし。まぁハナからうまいこといかん組み合わせやったんでしょう。引き換えジニーはどうだい、私が今までの人生でずーっとそれは不誠実じゃないのかとかそもそもできる意味が分からんとか思い続けている「試しに付き合う」をバリバリにこなしている。たくましいやっちゃで。でもディーンと付き合うなら少しだけでいいからフットボールに興味をもってやってくれよな。
そういや、なんでルーナの持ち物は最終日前日にあちこちいってしまうんだろう。両面鏡って何だったんだろう。ビデオ通話機みたいなもんなんやろうか。多分次作かその次でこの辺の話も触れられるんでしょうね。
とりあえず次は謎のプリンスです。1回読んではいるはずなんだけど、もうほとんど覚えていません。ジェームズ父さんがスネイプ先生を理不尽にいじめまくる過去ってここで出てくるような記憶でしたが、不死鳥の騎士団でしたね。あとなんだっけ、やべぇ切り裂き呪文みたなのが出てきたような。まぁ読みながら思い出していきましょう。
もしよろしければ、今後もよろしくお願いいたします。
ハリー・ポッターと炎のゴブレット感想文
ついに来てしまった、1タイトル2冊のエリア。なんかこの辺から一気に暗くなっていく記憶がありましたが、やっぱりそうでした。夏休みにホグワーツから帰る列車内って、大体いつも楽しい空気だったはずなのに。全然巻末で物語が終わらない、その先を見据えて終わっちゃうんですよね。To Be Continued… みたいな感じ。
導入も暗いんだよ。これまでの3作では絶対にプリベット通りから始まったはずなのに、“リドル”なんてちょっと不吉な名前の一家から始まる。しかも罪のないフランクじいさんは死ぬ。かわいそうが過ぎる。
あと恐れていたこと。パーシーの恋人、清水ペニーことペネロピー・クリアウォーターちゃんがついに登場しませんでした。だってあいつ就職したし、基本ハリーたちとは物理的にも関係性的にも遠のいちゃったもん…。そりゃ出て来ないよね…。
さて、ワールドカップです。私は常々申しておりますが、クィディッチはクソゲーだと思っています。ルールが破綻している。なんでボールとゴールで点取り合戦やる中に宝探しゲームが混ざるんだ。しかもお宝発見しなきゃ試合が終わらん。なんでやねん。
でもさすがに世界レベルのお祭りとなると、みんな楽しんでいていいですね。1つの目的の下、各々がナショナリズムや郷土愛といった誇りを胸に、敬意と敵意をそれぞれぶつけ合う姿。あらゆるスポーツにおいて国際大会を生観戦したことは残念ながらありませんが、ラグビーのテストマッチや野球の日本代表対MLB選抜の親善試合は観たことがあります。そういう興奮や感動を分かち合い、アスリートの素晴らしい技術や精神を楽しむ文化が魔法界にもあるのは、個人的にすごく嬉しいです。
ほんで死喰い人ですよ。なんか、ヴォルデモートの腹心だの信奉者だの言う割に、やってることめっちゃうるさい音出るように改造した原付でゆーっくり走って注目してほしいクソガキみたいな感じやなーと思っていたんですが、やっぱり死喰い人さんサイドでもワールドカップの会場で暴れてた連中はその程度に見られているみたいです。集まらんと悪さも出来ひんような奴は、大人しく決まり守って真面目に生きた方がいいよ。
そしてこのあたりからもう登場人物の名前が覚えられない。実際、今この瞬間もバーティ・クラウチとルード・バグマンが覚えられずにいます。カルカロフはロシア語っぽいから面白くて覚えた。どうもブルガリアの人っぽいけど。あとあれね、ボーバトンの皆さんのフランス訛り。Hの音が消える感じね。でも馬はシングルモルトウイスキーがお好きだそうで。きみらだけスコットランドの生まれなんか?
炎のゴブレットに名前を入れたのは誰か?このあたりから個人的にダンブルドア校長への不信感が強まりました。あんた、毎回「わしゃ何でもお見通しじゃよ」みたいな空気出すだけ出して、その都度出し抜かれまくってへんか?カルカロフ校長が怒るのも無理ないというか、多分かなりたくさんの人がすごく大きな規模で協力してくれたおかげで成立したであろう三大魔法学校対抗試合に、始まる前から運営上のケチがついたわけやん。しかもあんたがまさに目の前で実際に対話した人物にしっかり騙されて。最終的に死者も出た。ちょっと、なんというか、“何でも知ってるお茶目な大物じいちゃん”ではいられへんやろさすがに。少なくとも「だってゴブレットが選んじゃったんだもーん」で済まそうとする初期対応は気に入らなかったです。
あ、でも年齢線の仕掛けは好き。あとリアクションも好き。人としてはすごく好き。立場ある大人としてはちょっと。
ダンスパーティーです。この辺で我々は思い出す必要がある。ハーマイオニーは見目麗しい設定のキャラクターではない。我々はエマ・ワトソンに引っ張られ過ぎている。原作小説の彼女は、癖っ毛で出っ歯で頭でっかちガミガミキャラである。あと個人的に賢者の石の思い出し玉を巡るトラブルのシーンからずっと気に入っていたパーバティちゃんとハリーが踊るのがなんか、こう、なんだろうね。BSS的なね。お前今更半モブみたいな扱いのパーバティちゃんに靡いてんじゃねぇぞみたいな感覚。ジニー誘ってやれよ、あの子お前のこと大好きやんけ。あとジニーはいいよって言うたならあんまりネビルのことネガティブな態度とるなよ。あと足踏むなよネビル。
そしてハーマイオニーのS.P.E.W.ね。なんかこう、なんでしょうね。皮肉にも重なる幻影を振り払うべきであるはずのね、実在の女史とね、被る感じがあるというかね、辞めようかこの話題。下手に勉強ができると啓蒙思想的になって当事者のことを置き去りにしてしまいかねない、という危うさを見せた感じでした。あと激情家だから、彼女。正しいと思ったら突っ走るから。でもハリーについてはすごく冷静。あとロンが女の子として見てくれないことに怒るのが可愛い。
読み進めるほど辛くなるものの、10代の少年少女の惚れた腫れたでちょっと和む30代おじさん読者の心。そして突き刺さるスネイプ先生。やっぱこの人いい先生だと思うんですよ。各寮の生徒たちをちゃんと名前で呼ぶ(ってことはちゃんと全校生徒の名前と顔を覚えている)し、聴かれたくないような話をしていたとはいえちゃんと生徒を夜間外出から追い返すし。悪者が隠れ蓑にやっているだけには思えません。まぁ、前作までなら「ダンブルドア先生が信頼しているから!」って言えたんですが、今作はなー…。
前作で小物臭を指摘したコーネリウス・ファッジ大臣ですが、やっぱりこの段階だと事なかれ主義のあんまり格好良くない大人に見えます。ヴォルデモートの復活をあり得ないと言い切ったり(まぁ立場上簡単に肯定できないでしょうけども)、自分より格下だと思う各教員たちの話を頭ごなしに否定したり。偉い立場なればこそ自分の考えと発言とをあえて切り離したり使い分けたりするべきでしょうけど、その辺があんまり知的な印象を受けないんですよね。
ただ、おぼろげな記憶が確かなら、5作目って校長先生代わってましたよね?なんか気色悪いばあさんに。まぁそのばあさんも途中でダンブルドアと交代させられたような気がするけど…。後任の選定が妥当か否かはおくとして、あれだけの事態を引き起こした・招いた以上校長はある程度処罰されても仕方ないでしょうし、大臣がそう命じたとしても別にあてつけとは思えないです。そらそうやろ感。
さて、今更ながらしかも児童文学にどっぷりはまっております。この後どうなるんやっけなー。マルフォイが寮対抗戦の加点減点資格を持つシーンがあったような記憶はある。あと親父のジェームズがすげぇ嫌な奴なのでは?ってなる幻の日記みたいなエピソードもあった気がする。頑張って思い出しながら読み進めてみます。
もしよろしければ、今後もよろしくお願いいたします。
追記:第一の課題前、対戦するドラゴンの種類をくじ引きで選ぶシーン。『幻の動物とその生息地』では「チャイニーズ・ファイアボール種」表記なのに、本編中では「中国火の玉種」と日本語表記になっていてちょっと笑った。あとウェールズなのにグリーンなんだなってのも不思議。レッドドラゴンじゃないの?
あとロンが拗ねるのもよかった。そういえば1年生の時、みぞの鏡で「クィディッチのキャプテンやって寮対抗杯獲ってみんなに称賛される僕」を見てたもんなぁ。
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人感想文
3作目です。パーバティ・パチルちゃんは占い学のトレローニー先生に心酔する役回りでした。まぁ、一生懸命勉強することの何が悪いんだって話ではあります。あと清水ペニーが冒頭とエピローグくらいの部分に登場しました。名前だけ。パーシーと付き合うのって楽しいんかな。いや絶対悪い奴じゃないけどさあいつ。どうしよこれで清水が悪者のスパイとかやったら。
なんか、今作はすごくしっかりした大人たちが描写されていたように思います。クルックシャンクスがスキャバーズを追い回すこと、それをハーマイオニーが本気で対策しようとしないこと、結果的に血痕を残してスキャバーズが姿を消したことに激昂したロンが、ハーマイオニーを遠ざける態度を取り続けました。ハーマイオニーから相談を受けていて3人の誰よりも客観的視点があったからとはいえ、ハグリッドがハリーとロンの2人に「箒やら授業やらより友達を大切にする奴らだと思っていた」みたいなことを言って諭してくれるシーン。ここは結構感心しました。ハグリッドええこと言うやん!って。そういう“大切にしてほしいもの”について濁したり茶化したりせずにまっすぐ伝えるのって、結構照れるもんなぁ。
あるいは忍びの地図と透明マントでホグズミードの村に遊びに行ったハリーに、「たくさんの人がきみや生徒のために色んな努力をしてくれているのに、それを裏切る形で道具や力を使うのは感心しない」というようなことをはっきり指摘してくれたルーピン先生。まぁそもそも物語の構造として“クライマックスにどんでん返し”が多い作品だとは思うんですよ。結果的にそれがハリーへの依怙贔屓に大いに見えます、正直。ダンブルドアのじいさんはなんぼなんでもやりすぎなんちゃうかと。マクゴナガル先生もそうですが、こうやって「自分の言動が周りにどう思われるかを考えろ」「自分で責任を持てない言動をするべきではない」と教えてくれる大人って、絶対に必要ですよね。
それでいくとやっぱりスネイプ先生は今のところ悪い奴には思えないんですよね。嫌な奴なのは間違いないでしょうが、彼は守るべきところで寮も個人も関係なく生徒のことを守るし、指摘すべきことはきちんと指摘・指導しているように見える。やり口が鬱陶しいのは間違いないけれど、彼が生徒に対して「お前など死んでも構わん」的なことはまず口にしないだろうなと感じています。多分ネビルのこともちゃんと先生として大人として守ってくれると思う、非常時には。あとネビルは何べんやらかしても頑張っている。偉い。きみは本当に強い子だ。
逆に、大人の情けなさもいっぱい描かれていたように思います。なんとなくファッジ大臣ってスター・ウォーズのシディアス卿みたいな記憶だったんですけどね。それよりうんと小物臭いというか、立場ある人間としてそれこそ“自分の言動に責任を持つ”ためには二枚舌っぽいことをしたり事なかれ主義的に立ち回らざるを得なかったりという、一種の悲哀みたいなものが感じられた気がします。
シリウスがアズカバンで「あいつはホグワーツにいる」という寝言を繰り返す件について、本人に話すべきか否かを言い争うウィーズリーご両親も、「13歳の少年を守ってやらねば」という大人としての責任と、「本人なればこそ知る権利があるのでは?」とハリーを対等な人格として扱おうとする敬意と、その両方で板挟みになる姿が妙にリアルなような。
あとハーマイオニーが印象より相当に激情家。マルフォイぶん殴るし、取り過ぎた授業でパニックになるし、ロンには抱き着くし。この子多分やけど、就職したらすぐに、慣れてる2,3歳上の先輩にコロッと靡くと思う。割と短い時間で気付いて離れる頭の良さも絶対あるけど、この子本来は理論とか知性より直感とか感性で動く子やと思う。いやそら13歳やからね、まだ日本の学制でいえば中学1年生やからね、なんぼ大人びててもそらまぁ感情的にもなるわなって話なんですけどね。
本編とは関係ないんですけど、冒頭に中世の魔女狩りについてのレポートの話が登場するんですよね。どうも本物の魔法使いや魔女にとって火あぶりは全く無意味らしく、なんならわざわざ姿形を変えて何十回も火あぶりにあった変わり者もいたとか。教科書の一文には「たまに本物もやられたけど意味なかったよ」くらいのノリで書かれていたんですが、要は魔女狩りで死んだのは無実のマグルのみで本物は一切被害を受けていないってことですよね。めっちゃ苦しいんやけどそれ。
さて、次作から前後編に本が分かれます。重厚やな。ちゃんと読めるんかな。
もしよろしければ、今後もよろしくお願いいたします。
追記:変身術の試験後、みんなが感想を話すシーン。ティーポットを陸亀に変える試験で「亀ってそもそも口から湯気を出すんだっけ?」とガッカリするセリフにちょっと心奪われた。いるよ、日本に、そういう亀。めっちゃでっけぇの。あと空飛ぶ。口から出すのも湯気じゃなくて火だった気がするけど、似たようなのいるよ。
ハリー・ポッターと秘密の部屋感想文
『賢者の石』の感想文が2023年の10月なので、めちゃくちゃ間が空いたな。
だってさー、流行り病で出勤も外出もできないもんだからさー。
そんなわけで頑張ってハリー・ポッターを読破しようじゃないかキャンペーン中です。
そうや前回の記事に書いていた「ペチュニア叔母さんとの血縁を依り代にした協力な防御魔法」と「夏休み期間中も学校にいられるように交渉しろ」が登場した感じでした。前者はまぁはっきりそうと描写されたわけではなく、リドルくんとハリーのやり取りの中で「母が命と引き換えに守ったなら強力な魔法になり得る」みたいなことを口走った、程度のものなんですけどね。後者に関してはクリスマスギフトの中に登場しました。つまようじ1本だけでも一応カードと共にプレゼントは用意するものなんですね、西洋のクリスマスってのは。
『賢者の石』でハリーが初めて蛙チョコに触れて、オマケに入っていたダンブルドアのカードにニコラス・フラメルの名前が登場するくだり、あったじゃないですか。恥ずかしながら存じ上げなかったんですが、ニコラス・フラメル自体は別にハリー・ポッターの世界の登場人物ってわけじゃないんですね。そこも含め、賢者の石の共同研究者として知られる云々が結構巧妙な伏線として機能していたわけですが、この作品そういう何気ない伏線をちりばめるのが上手やなーと感心しております。終盤に向かえば向かうほど、「あー確かにそんなん書いてたなぁ!」となるシーンが連発される感じ。
言うて本編とは全然関係ない伏線でしたが、あの「堅物が服を着て歩いております」みたいなパーシーに色恋沙汰があったのマジで忘れてた。ペネロピー・クリアウォーターちゃん。ファミリーネームが面白いので、ポリジュース薬でクラッブとゴイルに変身したシーンで初登場した際に勝手に「清水ペニー」とあだ名をつけて親しんでおりましたが、いやはやまさか。監督生同士のカップルって、めちゃくちゃからかい甲斐がありそうですよね。しかもレイブンクローでしょ?あこ確かカシコが集まるエリート集団でしたよね?育ちのええカップルやで。
私の中でハリー・ポッターの記憶は次作『アズカバンの囚人』までくらいしかありません。『炎のゴブレット』以降はほとんど抜け落ちています。だからこそ今のところ、ぽっと出みたいに見えるキャラも全部意味深に感じています。コリン、お前あと3作くらいしたらなんかめっちゃキーパーソンになってたりせえへんか?
てなわけで、続きを読み進めようかと思います。多分次でハリポタ史上もっとも有名な呪文出てくるよね?人口に膾炙する割にめっちゃ難しいらしいけど、守護霊。
もしよろしければ、今後もよろしくお願いいたします。
JFL観戦記
2025/11/02@鞄工房山本 アスレチックフィールド橿原
あまり詳しくないんですが、日本にはプロとアマチュアそれぞれのサッカーリーグがあり、厳密なシステムはさておき地続きの編成となっているそうです。早い話、アマチュアの下部リーグでスタートしたクラブであっても、リーグ内の順位を上げて経営基盤や観客動員等の条件をクリアしていけば最後にはJ1リーグまで昇格できるピラミッド型の構造になっているようです。
今回観戦に行ったJFLは、上から数えると4部リーグ相当、J3リーグの1つ下のカテゴリという感覚になるみたいです。アマチュアリーグの最高峰で、その下に地域リーグや都道府県リーグが続いているらしいです。
「そうです」「ようです」「みたいです」「らしいです」って言い訳がましいな。
そんなわけで第27回JFLの第27節、鞄工房山本アスレチックフィールド橿原で行われた、飛鳥FCとアトレチコ鈴鹿クラブの試合を観てきました。
JFLってラグビーの三重ホンダヒートの試合前にPK体験させてもらったホンダFCがめっちゃくちゃ強くて入替戦の枠取るのに、プロ化する気がないからJリーグに上がりたいチームにとっての門番みたいになっている、ってことしか知らなかったんですよね。そもそもサッカー現地観戦が人生で5回目くらいなので、JFLの規模はもちろん全くわからないまま当日に挑みました。油断して前売券買いそびれたけど、さすがにJFLの規模なら当日券買えるよな?え、大丈夫だよな…?みたいなドキドキ状態。結論から言えば当日券も余裕で買えました。公式発表で557人の観客だったそうなので、かなり小規模です。

そもそもなんでJリーグじゃなくてJFL?って話なんですが、テレビのCMでキング・カズがボールを蹴っているのを見かけたのがきっかけです。「そういえばこのおっさんまだ現役やけど、もう還暦前やろ?本人の意志はどうあれ、そろそろ契約してくれるクラブもなくなるんちゃう?ほな今のうちに本物見たいなぁ。」という、結構不純な動機。JFLのサイトを見ると三重県に3クラブあって若干引きつつ日程を確認し、距離と時間と相談した結果今回の日程を選びました。アウェイやけどまぁ、仕方ないよね。
LEAGUE ONEではアウェイの選手は落ち着いた調子で名前を読み上げ、スクリーンにも写真しか映らない一方、ホームの選手は紹介前に格好いい動画が流れつつ超ハイテンションで選手名をコールし、呼ばれた選手がポーズを取る動画も流れるといったように、はっきりとホームアドバンテージを作るのですが、JFLはホーム選手のコールを聞いた時にまだアウェイの選手を紹介している段階なんだと勘違いしたくらいでした。キックオフギリギリに着いた時、スタジアムDJの声の調子で「まだ相手方の紹介かぁ」と思ったら飛鳥FCの選手紹介だったとわかり、びっくり。
さていざ試合ですが、たとえ両クラブ合わせて600人にも満たない観客だったとしても、やはりそこはフットボール。サポーターたちがチームカラーに身を包み、旗を振り鳴り物を打ち鳴らし誇りを胸に喉も裂けよとばかりに大声援を送ります。ほんま90分以上ずーっと声出して飛び跳ねてようやるよあの人ら、大したもんやで。目当てがキング・カズだったのでアトレチコ側に座りましたが、旗手の1人が細身の女性でびっくり。すげぇ体力やなぁ。
サッカーをそれほど熱心に観戦したことがないので見当外れなことを言うかもしれませんが、アマチュアリーグとはいえやはり競技人口の多いスポーツなので、選手個人個人の動きというかスピード感はかなり高いレベルにあるように感じました。素人目には十分アスリートの凄い技に見えたし、楽しめました。
ただテレビの中やサンガスタジアムで観たサッカーと比べると、どうも全体的に荒いというか、特に連携面での精度の低さを感じたように思います。なぜそうなるのかはよくわかりませんが、ボールが地面に着いている時間がやけに短いように思えたんですよね。地面を鋭く転がるパスがあまりなく、全体的にハイボールの蹴り合いというか、上がったボールも足元に落としてドリブルやパスワークをせずにヘディングで上げっぱなし。なんならそれはもう足を上げて扱った方が良いのでは?みたいなバウンドのボールにも、お辞儀するかのような姿勢で頭から突っ込んでヘディングを狙う場面がよくありました。サポーターのおっちゃんが1人、何度か「ドリブルせぇ!」と怒鳴りつけていましたが、クラブ本来の姿ではなかったのかな…?
さて、そんなことを思いながら前半は0-0。後半もなかなか得点は生まれず、サッカーはこうなるよなーと思っていた矢先、後半の80分に飛鳥FC清川選手の先制弾が生まれます。ロングパスに対応できなかったディフェンス陣にたまらず鈴鹿キーパー伊佐山選手が飛び出したものの、ペナルティエリアの遥か外で抜き去られてボールはそのまま無人のゴールへ。それまで好セーブを連発していただけにこの場面の伊佐山選手はかなり迂闊に見えてしまいました。
そんなわけで最終盤にこのピンチじゃぁ、カズの出番はないかなぁとほぼ諦めていました。テントの下に座っていたのもアップをしていたのも見えていたんですが、点を取られた時にはもう姿が見えなかったので。でも88分、ついにその時が来ます。2人の交代が告げられましたが、その番号は11と14。ついにキング・カズ出陣!
還暦前の58歳とは思えない均整のとれた体躯。自分が生まれる前からプロフェッショナルプレイヤーとして戦い続けてきた男には、たとえどのクラブのものであれユニフォームが良く似合います。とてつもないプレイヤーだと思うからなのか、幸か不幸か現役バリバリの最盛期を知らず比較できないせいなのか、素人目にはものすごいオーラを放っているように見えました。こりゃぁ残り数分だとしてもカズ劇場に酔いしれられそうだぜ!
試合はアディショナルタイム終了間際、本当の本当に最後の最後でコーナーキックを鈴鹿の金選手がヘディングで押し込み、その瞬間ホイッスルが鳴るブザービーターで引き分けをもぎ取りました。16チーム中13位のアトレチコにすれば、16位の飛鳥にむざむざ負けて勝ち点を逃している場合ではない中、なんとかギリギリ勝ち点1を得られた試合でした。
そんな後半アディショナルタイムでしたが、コーナーキックの前にフリーキックがありました。ロングパスの取り合いの中で飛鳥の選手が鈴鹿の選手に接触したという反則でしたが、両者が倒れ転がるボールを見て、キング・カズが「俺が追う!」と手を挙げてスプリントをかけるシーンがありました。ちょうど自分の席の前で起きたプレイだったのですが、本当に、本当に悲しくなるくらい、キング・カズの動きが、硬くて重くて遅かった。そりゃ私と比べれば速くて軽やかで上手なんだと思いますよ?でもキング・カズと一緒にピッチに立っているのは20代や30代のトップアマ選手たちです。彼らと比べてしまうと、脚の回転も加減速にかかる時間も、どうしたって何もかもが遅かった。
現役で戦い続けるキング・カズ。その雄姿を実際にこの目で見られたのは嬉しかったし、自慢です。でも「生カズのプレイを観た」ことよりも、「初めてJFLの試合を観た」ことの方が、強く思い出に残ったのは確かです。

さて、試合後の出待ちはJFLでもできるようです。今年の3月に鈴鹿でやったように、勝手を知っていそうな熱心な追っかけっぽいお兄さんに声を掛け、出待ちやら撮影やらしてもよいらしいことを確認して待っていると、これまた応援団っぽいおっちゃんが全体に向けて「もう選手バスに乗り始めてます!こっちです!」と教えてくれる一幕が。慌てて移動するとさっきまでピッチで走り回っていた選手たちがスーツケースを転がしお弁当を3つずつくらい持って歩いてきます。意外だったのがジャージじゃなくてジャケットのセットアップだったこと。絶対移動時はチームジャージだと思っていたので、サッカーっておしゃれなんやなぁと変なところに関心してしまいました。拍手したり手を振ったりしてる中、試合には出ていなかったもののずっと気になっていた選手が。思い切って名前を呼び、写真を撮っていいか尋ねると2つ返事で了承してくれました。

鈴鹿のゴールキーパー、ディエゴワシントン選手。身長はなんと208cm!ラグビーのワーナー・ディアンズ選手よりもサナイラ・ワクァ選手よりもデカい!自分が実際にお会いした中での最長身記録を更新されました。いやほんと、この選手と2ショット撮れただけでも行った値打ちあったな。試合も楽しめたけど。
今後も見たことのないスポーツや見たことのないカテゴリの試合を現地まで応援に行ってみたいなーと、改めて感じました。
もしよろしければ、今後もよろしくお願いします。