東京ディズニーシーオフ会感想文

そもそもディズニー作品をあまり履修せずに生きてきたんですよね、私。
まだ字も読めないような幼少期、家にピノキオと101匹わんちゃんとピーターパンのVHSがあって、それはよく観ていました。ピノキオは冒頭5分くらいなんかな、ジムニークリケットが色々話すシーンを完コピしていた記憶があります。観るたびに唱えていた、という記憶が。セリフはもちろん今となってはまるで覚えていない。

その後トイ・ストーリーヘラクレスのVHSがそこに追加されて。だから自分の中では“ディズニー作品”といわれると、ミッキーマウスよりシンデレラよりピーターパンとか101匹わんちゃんなんですよね。

 

さて、人生初です、東京ディズニーシー。ランドは2回行ったことがあるんですが、それぞれ十数年前と二十数年前なので、マジで行ったことがあるだけです。

そんなわけで夜行バスが停まった場所からどうすればよいのやらわからず、そばにいた係員の方に教えてもらって初めてようやく入場ゲートが2つあることを知ったレベルです。

そして駅とゲートの間にある思わせぶりな建物がトイレでないと知り驚愕。いやこんなん絶対トイレやん。駅のトイレでひげ剃ってコンタクトレンズ入れていたらそん神、ふぁすさん、おふとんさん、デュノさんと偶然合流。ちょっとびっくり。

その後入場で並んだ際、「タワーオブテラーが見える」とか「サウスゲートの1番左手側」と言うだけで「専門用語使いこなしてる!」と美月さんに褒めてもらえました。自己肯定感上がるなぁ↑↑

そして今回何がすごかったって、ガチ勢のうち1人である柚葉さんのお手製挑戦状と案内パンフレット。こんなもん公式やろってくらいの出来栄え。すさまじかったです。

なんかね、ミッションが25個設定されていて、パークを回りながらクリアして楽しめるという素晴らしい内容。これ本当に1日中最後まで楽しめました。

そうこうしている間にお化粧したイケメンかにかまさんや毎回遅刻するエックスさんと合流。遅刻は許されざるけどルイージの雪だるまはありがとうね、可愛い。

 

さて、そうこうしているうちにインパ。入場のことインパって言うらしいですよ、なんやそれ。入った途端地球儀が回っておりました。うん、これ知ってるな、大阪で見たな。なんか100年くらい前のアメリカっぽい異国情緒あふれる街並みが広がり、うひゃー異世界とか思ってたら急に駆け出す美月さん。クラリスを探すそうです。あー、あれね、美人のリスね、知ってる知ってる、うんうん。

ディズニービギナーたちはまずショップへ。シンプルに防寒能力の高さでデールの帽子を買うふぁすさんや、トレードマークの自覚を持って白いニット帽を買うデュノさん。それぞれの性格が出るお買い物で見ていてなかなか楽しかったです。

 

まずは最初の目的地、タワーオブテラーに向けて歩き出す我々。途中お土産屋さんの店名をマクダック?と読んでいると、それお店のオーナーだよと教えてもらいました。なんでもドナルドのおじさんにあたるらしい。誰やそいつ。

とか言うてると、ちょっとした広場的なところにご本鳥がいらっしゃる奇跡。最初完全にドナルドだと思ってたら違いました。写真撮ってもらったんですが、「後でお店行きますね!」と言うと親指と人差し指でお金のジェスチャーをするマクダックおじさん。やらしいなあんた。後で聞いたんですが、彼はお金大好きらしいです。

この時美月さんは念願のクラリスと接近遭遇、大いに楽しんでいました。と、その時ふぁすさんから「丼さん!ベンチあるで!」の声が。…そうや!ミッションに「椅子に座って休憩」ってあったやん!顔を見合わせ同時に駆け出すデカい関西人2人。なんやこいつら。

一方その頃よくわかんない食べ物をキッチンカー的なお店から買うかにかまさん。何それ?と聞いたところ、「わかんない、だから食う」との返答。イケメンすぎひんか。

お酒と砂糖で甘く煮つけた栗のお菓子でした。めっちゃおいしかった。

 

そして先ほどの公式と見紛うばかりの間違い探しゲームにムキになりまくる食器。柚葉さんもこんだけ食いつかれたら嬉しいより引くんちゃうかくらいムキになってた。全部見つけられてよかったです(小並感

タワーオブテラーの待ち時間、柚葉さんからのバックストーリー解説で知った気になっておりました。この後どのアトラクションに行っても基本バックストーリー解説をしてもらえるのでめちゃくちゃありがたかったです。

さて1発目のアトラクションですが、ざっくり言うと人形が消えます。廃ホテル観光の目玉人形が消えます。消えたのに案内の人はノータッチで次の部屋へ促します。慌てる関西人2人。そしてアトラクション搭乗。1回だけでええやろ!を何回叫んだかわからん。上がって落ちる、でええやろ。

 

乗り物酔いしながら降りてきたら、目の前にクルエラ・ド・ビルが!すごい!長いたばこ持ってないだけで本物や!アニメの中から出てきた本物や!

101匹わんちゃんでディズニーが始まった私と、ダルメシアンの被り物を持っているエックスさんの2人で寄っていくと、クルエラがpuppy!!と喜んでエックスさんの頭をかじり出す展開に。食べられて感動するエックスさん。意味わからん瞬間。

 

その後ツリーの前で記念撮影。15mあるそうです。ガンダムやんそんなん。

そして2班に分かれてあちこち園内の名所を案内してもらう我々。いちいち探しまくるものの全然隠れミッキーが見つけられない丼ふぁすの関西人ペア。この頃にはなんかちょっとしたコンビになっていました我々。

別れた2班が合流し、ソアリンの行列に並ぶことに。かにかまさんとおふとんさんに買ってきてもらったギョウザドッグとうきわまんがめちゃくちゃおいしかった。うきわまんはミッキーの顔の形なんですが、耳の部分にもちゃんと具が入っていました。そしてみんなが食べたごみを全部入れられるごみ袋を持っていたのでその後がすんなりスムーズに。ゴミ袋常備するようにしていてよかった、多分人生で一番思った瞬間。

 

とにかく列が長いソアリン、途中真ん中の海でなんかショーが始まりました。ディズニーシーの周年イベントが開催されていたこの時、七色がキーワード?になっていました。みんなそれぞれ違う色、集まると色とりどりで素敵だね、みたいな。なのでショーの中でも「色を掲げて!」ってミッキーに言われるんですよね。素直に従って青いものを振りかざす丼。でもそれが眼鏡ケースなのはどうなんだきみ、他に何かなかったのか。

少しずつ進む列、ついに建物の中に。先述の通り柚葉さんにバックストーリーを教えてもらいながら壁にかかる絵を見ていると、そん神が「これ隠れミッキーちゃう?」とついに発見!ほんまや!ところがこのあたり、列が進んで新しい絵が出てくるにつれどんどんミッキーの隠れ方が雑になっていきます。蒸気船ウィリー号のノリのミッキーがまるまるそのまま描かれている絵もありました。そこまで難度が下がるとさすがに私でも見つけることができました。自力発見!普通に嬉しかったです。

長く待っただけあって、ソアリン自体はとても楽しいアトラクションでした。風やにおいも演出されるので、本当に空飛ぶ乗り物で世界中を旅したような素敵な感覚。でもゲームの3D酔いのもっと強烈なやつを味わってしまい、アトラクションを降りてから歩行速度が1/3くらいになって完全にみんなとはぐれてしまいました。悪いことした。

 

その後天体模型のめっちゃでかいやつ、みたいな部屋の中でかにかまさんに教えてもらいながら素敵写真の撮影に挑戦、多分史上最も美しいデュノさんの撮影に成功しました。ありがとう技術顧問かにかまさん、ありがとう被写体デュノさん。

 

そして今回私が最も参加したかったイベント、ジャンボリミッキーの時間!ワクワクで待っているとついにミッキーとミニーがステージ上に!キレッキレのダンスのお兄さんお姉さんに続いて登場した2人に思わず「本物や!」と叫んでしまったのですが、そら本物やろ、ここ本家本元なんやし。ダンス自体は予習済みだったので、めちゃくちゃ楽しく踊れました。いやマジで楽しかった。あとホライズンベイのご飯はめっちゃおいしかった。

 

で、夕飯も終えてショーへ。正直感動とか感激とかしないと思っていました。簡単はすると思っていたけど。だってねぇ、そんなに詳しくないし、思い入れもないし。

でも出だしでピーターパンはダメでしょ。だって原体験なんだもん、自分にとって。字も読めない頃から何度も楽しんだ、親しんだ、触れてきた作品だったんだもん。

そもそもディズニーって莫大な数の作品があって、それぞれにキャラクターがいて、そしてその中には嫌な言い方だけどランクみたいなものがあって。ディズニーと言えば!っていう枠の中には入らないキャラクター群作品群が存在するのは、良し悪しではなく事実だと思っています。そして自分の感覚の中では、ピーターパンもピノキオも101匹わんちゃんも枠外だと思っていたし、だからこそクルエラに会えただけでもう奇跡が起きたと思っていたわけです。

なのに、ディズニー強者のみんながこれは見た方がいいと勧めてくれたショーの冒頭に、あの頃夢中になった右から2つ目の星のフレーズが登場するわけですよ。そら泣くよ。

 

で、ガチ泣きをそれなりにイジってもらいつつショー後にダッフィーのお店に。入り口で出迎えてくれた亀のパペットが可愛くて気に入ったのでそいつのポーチを購入しました。なんでもオル・メルっていうらしいです。その字数に中点は必要ないやろお前、なんで姓名に分かれとんねんオリックス・バファローズかお前。

ほんでまたこのポーチが容量少ない少ない。マジで全然入らへん。財布も携帯も入らへん。逆に何やったら入んねんお前。目薬とポケットティッシュを入れることにしました。

 

その後海底2万里のアトラクションへ。なんかディズニーシーはエリアごとに挨拶が分かれているらしく、ここでは左手を右胸にあて、Nの形を作りながら「モビリス」と言うと同じポーズで「モビリ」と返してもらえます。ジュール・ベルヌ十五少年漂流記しか読んでないからわかんねぇんだおいら。誰にやっても返してもらえるので楽しくなり、最終的にオル・メルにこのポーズをとらせていました。自分でやらんかい。

潜水艦に乗り込むアトラクションなのですが、あちこちに海底人がいます。キモ可愛い感じで、潜水艦の動力が止まった時にはみんなで押してくれる優しい存在でした。最初トカゲみたいなん呼ばわりしてごめん。サーチライトで暗い海底を照らしつつ探索するアトラクションなのですが、デュノさんの観察力と気遣い力が光りました。隣にいてくれて本当によかった。

 

残念ながら時間的にこれが最後のアトラクションになってしまい、閉園時間とともにパークを後にする我々。アウトパっていうんかなそういえば。園内にあるホテルに泊まるお客さんたちが、窓から様々なライトを振って見送ってくれました。下からこちらも携帯のライトを振ってお返事。なんか、すごくやさしいせかいでした。あとお土産屋さんはみんな考える事同じなのでめっちゃ混んでた。ろくに買えんかった。

 

宿はなんか、1軒家をそのまま借りられる感じの不思議で素敵なところでした。合宿みたいでちょっとテンション上がる。そしてパークを出たはずなのに隙あらば隠れミッキーを探してしまう関西人ズ。クセになってんだ ミッキー探して動くの

そんな宿の中でもマリオカートしたりスマブラしたりitoしたり、割と普段通りに色んなゲームでワイワイ遊ぶことができたのはとても良かったと思っています。この辺は前々からの関係性があるから、なんでしょうね。

 

やる鯖の最初のオフ会は、多分私が企画(笑)したスペイン村なんですけど、ほんとあれとは比べ物にならない規模感と準備と運営だったと思います。本当に楽しかったし、すごく大切な思い出になったし、鯖主で幹事の美月さんはじめ我々ディズニー素人を楽しませようと色々考えてくれた企画チームの皆さんには頭が上がらないです。本当にありがとうございました!